自閉症
自閉症自閉症の基礎知識

自閉症とは

自閉症の詳しい解説

自閉症

自閉症の説明カナー症候群や小児自閉症などとも呼ばれている自閉症を知っていますか?
女性よりも男性に圧倒的に多い発達障害の一種、自閉症について詳しく解説します。

高機能自閉症と低機能自閉症の違いなど

高機能自閉症・低機能自閉症自閉症と一口に言ってもさまざまな種類があり、2つに大きく分けられます。
高機能自閉症と低機能自閉症の違いや、それぞれの特徴などを紹介しましょう。

広汎性発達障害の一種です

自閉症は、英語では“Autism”、日本語ではカナー症候群や小児自閉症などとも呼ばれている広汎性発達障害(PDD)の一種です。
1943年に、児童精神科医であるアメリカ人のレオ・カナーがこの病気についての論文を発表したため、このような名前がつきました。

なお英語での呼び名である“Autism”をそのまま訳すと、日本語で「自閉」となります。
この言葉より受ける印象から、自閉症はうつ病や引き籠もりのことを表すのに使われることがありますが、自閉症はこれらとは全く異なる障害です。

この障害は、全ての人が同じ病状を示すわけではありません。
知的障害と言語障害の両方を伴う場合、どちらか片方を伴う場合、どちらも伴わない場合など色々なパターンがあり、大きく高機能自閉症と低機能自閉症の2つに分かれています。

IQが70以上で知的障害を伴わない

自閉傾向が強く、知能指数(IQ)が70以上ある自閉症のことを高機能自閉症といいます。
知的障害を伴わないタイプの自閉症であり、HAやアスペルガー症候群と呼ばれることもあります。

多くは3歳頃までに発症し、人とのコミュニケーションが困難、興味の対象が非常に限定されているといった特徴がありますが、健常者を遥かに上回る記憶力や暗記力を備えているケースもあります。

高機能自閉症のなかには、ピアノの才能に秀でていたり、周囲から「先生」や「教授」などと呼ばれるほどある分野の知識に詳しかったりする人もいます。
実際にピアニストや博士として、社会的に活躍している人も少なくありません。

カナー症候群とも呼ばれています

低機能自閉症とは、自閉度が高く知能指数(IQ)が70以下の自閉症のことをいいます。
知的障害を伴う自閉症であり、全体の70%はこのタイプに当てはまると言われています。

よく言われるカナータイプやカナー症候群は、この低機能自閉症のことを指しています。
まったく言葉を発しない人、同じ言葉ばかりを繰り返す人などさまざまなケースがありますが、いずれも人との会話は困難という点は共通しています。

女性よりも圧倒的に男性に多い

自閉症は、女性よりも圧倒的に男性に多い障害であり、男性の発症率は女性の3〜4倍であると言われています。
男性が発症しやすいのは、テストステロンという物質が大きく関係しています。
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、妊娠6週目〜24週目にかけて分泌される物質です。
この物質をシャワーのように浴びることで、胎児は男性の体へと変化します。
しかしこの時、分泌量が多すぎると発達に異常をきたします。

その結果、人と視線を合わせない、他人との会話や協調ができない、言語の習得が遅いといった自閉的な性質をもった子供が高確率で生まれてしまいます。
テストステロンを浴びすぎたからといって、必ずしも自閉症になるわけではありません。
しかし体や精神に、何らかの影響を与えてしまうことは確かです。

【自閉症全書】コンテンツ分類
  • 【自閉症の基礎知識】症状・原因を知り診断・検査から薬を使った治療に役立てる
  • 【自閉性障害と診断されたら】言語教育やSST、運動などを通じコミュニケーション能力を高める方法
  • 【自閉症の合併症や似ている病気】ダウン症候群・知的障害・アスペルガー症候群などの合併症や併発しやすい病気
  • 【自閉症Q&A】治療法や遺伝の心配、退行現象やサヴァン症候群、就職についての疑問を解決
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