自閉症
運動,自閉症自閉性障害と診断されたら

運動も大切

自閉症の子は運動も大切

自閉症

運動による症状改善自閉症の子は、健康の維持や発育のためには体を動かすことも大切です。
また、もしかすると運動で症状が和らいだり、心を開くきっかけになるかもしれません。

ここでは自閉症の子におすすめの運動、トランポリンの驚くべき効果を紹介します。

トランポリンで期待できる効果

トランポリンの高い効果トランポリンは、ストレス解消や運動不足解消になるだけではありません。
自閉症の子の教育や、脳に障害を負った人のリハビリに最適であると言われています。

一見ただの遊びに思えるトランポリンに、一体どんな効果が期待できるのでしょうか。

「音楽運動療法」の一つです

運動は心と体のバランスを保ち、健康的な生活を送るために欠かせません。
現代に蔓延している心の病の改善や、生活習慣病の予防のためにも不可欠です。

運動療法は、今や病気や障害の治療の一環として広く行われているほど、効果に信頼があります。
そしてさらにこの療法の効果を高めてくれるのが、音楽です。
運動療法は、音楽療法と組み合わせて行うことによって更なる力を発揮します。

運動療法と音楽療法を組み合わせ、運動と音楽の病気や障害の症状改善を図る方法が「音楽運動療法」です。
そしてこの療法を行うために用いられる道具が、トランポリンです。

トランポリンは、「ただ上に乗って飛び跳ねるだけのおもちゃ」と感じるかもしれませんが、実は自閉症などの発達障害を持つ子供や、脳に障害を持つ人の症状改善に役立つことが実証されているのです。
なぜトランポリンを使った音楽運動療法に、このような効果があるのでしょうか。

運動や音楽が脳幹に刺激を与える!

脳には脳幹という、生命の維持に最も重要な器官があります。
脳幹には意識と覚醒に大きく関わる神経回路があり、私たち人間はこの部分なくしては生きていくことができません。

音楽運動療法は、トランポリンの上で飛び跳ね、その動きに合わせて音楽を演奏することで、この脳幹に刺激を与えるというものです。
なお音楽に合わせて運動するのではなく、患者さんのリズムに合わせて演奏するというところがポイントです。

あるテレビ番組では、脳の前頭葉の半分を失ったために、17歳になるまで歩くも立つことすらできなかった男性がこの療法を行ったところ、劇的に回復したというエピソードを紹介していました。
そのほかにも、言葉の理解や歩行困難の改善といった効果が表れた上に、素晴らしい絵を描く画家になった人もいました。
一般的には、単なる遊びや趣味というイメージしかないトランポリンや音楽が、奇跡を起こしたのです。

言語発達の遅れが改善できるかも?

自閉症の子は、他者と喜びを共感するようなことはないと言われています。
しかし療育にトランポリンを取り入れたところ、喜んで友達と一緒に跳ぶようになったというケースが多数存在しているため、この説は必ずしも正しくないようです。
また言葉の理解ができるようになった、という上記のケースから考えると、自閉症の言語発達の遅れにも効果が期待できると言えるでしょう。

自閉症の子は、規則的な動きをするものや規則的な行動を好む傾向があります。
したがってトランポリンの上下運動で良い気分になり、脳内のドーパミンやセロトニンといった物質が分泌され、それが症状の改善に役立つとも考えられます。

まだまだ未解明の部分も多く、全ての自閉症の子に効果があるとは限りません。
しかし音楽運動療法が脳に良い刺激を与え、さまざまな病気や障害の改善に一役買っていることは確かです。

【自閉症全書】コンテンツ分類
  • 【自閉症の基礎知識】症状・原因を知り診断・検査から薬を使った治療に役立てる
  • 【自閉性障害と診断されたら】言語教育やSST、運動などを通じコミュニケーション能力を高める方法
  • 【自閉症の合併症や似ている病気】ダウン症候群・知的障害・アスペルガー症候群などの合併症や併発しやすい病気
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