自閉症
ストレス発散の方法自閉性障害と診断されたら

自閉症にイライラしたら

自閉症でイライラしたら

自閉症

イライラ・ストレスの解消法自閉症の子は、なかなかこちらの思い通りに動いてくれません。
名前を呼んでも返事をしなかったり、怒られているのに上の空だったりで、「しつけが上手くできない…」と親を悩ませてしまうことが多いです。

自閉症でイライラやストレスを感じたら、どのような方法で解消すればよいのでしょうか。

ストレスを発散する方法を紹介

原因と対処法自閉症の子は、とつぜん奇妙な行動をとることが多く、周囲をハラハラさせます。
行動の意味を理解し、うまく対処できなければ、親や家族はイライラが募るばかりです。
自閉症の子も、自分の気持ちをわかってもらえないので、ストレスが溜まってしまいます。
毎日こんな状態が続いては、お互い体にも心にもよくありません。

ここで良いストレスの発散方法を紹介しますので、ぜひ心身のケアに役立てて下さい。

なぜ突然パニックを起こす?

自閉症の子は、いつも同じ状態にあるもの、同じ行動をとることを好みます。
いつも同じであることにこだわるのは、自分の気持ちを落ち着かせるための手段なのです。
そのため、物の置き場所が変わったり、急にスケジュールを変更されたりすると、強い不安や恐怖を感じてしまいます。

自閉症の子は、不安や恐怖といった感情を、言葉でうまく表現することができません。
そのかわりに、大声で叫んだり、物を投げたり、床にゴロゴロ転がったりします。
はたか見れば、いったい何事かと驚いてしまうでしょう。

自閉症の子がこのようなパニックを起こすのは、決して親を困らせようとしているからではありません。
突然の変化にどう対応してよいのかわからず、混乱しているせいなのです。

常に不安や恐怖に晒されています

物の場所やスケジュールの変更などは、日常生活のなかでは当たり前に起こることです。
しかしこのような些細な変化でも、自閉症の子は難なくこなしたりかわしたりすることができません。
簡単に感情のコントロールを失って、パニックに陥ってしまいます。

そんな子の育児やしつけに追われる苦労は、両親や家族でなければ到底わかるものではありません。
毎日悩みイライラさせられて、疲れ切っている方も少なくないでしょう。
しかし本人もまた、両親や家族と同じく、日々イライラやストレスと戦っている可能性が高いのです。

自閉症の子にとって私たちのいる世界は、わからないことだらけです。
自分の周りで、しょっちゅう理解できないことが起きるので、気の休まる暇がありません。
まるで言葉や文化の違う外国を、絶えず転々としているようなものです。
自閉症の子は、未知の世界のなかで常に不安や恐怖にさらされ、私たちと同じようにもしくはそれ以上にストレスを感じているのです。

大きなクッションがおすすめ!

一度パニックが起きると、止めることは難しいです。
できれば、事前にどういった状況でパニックを起こすのかを把握しておき、先回りしてパニックの原因となるものを取り除いておきましょう。

それでも起きてしまったら、周囲の安全を確認し、落ち着くまで見守りましょう。
一見冷たい方法のようですが、思いっきり感情を表に出させることでストレス発散になり、自然に治まることがあります。

決して押さえつけたり、頭ごなしに叱ったりしてはいけません。
周囲に人がいる、ケガをするような危険物が近くにあるなどの場合は別ですが、無理に止めようとするとますます混乱し、パニックを悪化させる恐れがあるからです。

自閉症の子はイライラすると、上記のようなパニックの症状のほか、壁に頭を叩きつけたり、血が出るくらい腕を咬んだりすることがあります。
自分の思い通りにならないことがあった場合などに、よくみられる行為です。

そんな時は、大きなクッションを用意しておくのがおすすめです。
イライラしたら自分を傷付けずに、そのクッションを殴るように教えてあげましょう。
クッションなら安全ですし、音が小さいので周りに迷惑をかける心配もありません。
ただし、我がままが通らないことをきちんと教えることも大切です。

1人で悩まず、誰かに相談しよう

自閉症の子の育児に強いストレスを感じている方は多いと思います。
子育てで悩んだら、決して1人で抱え込まずに、児童相談所などに相談してください。同じ自閉症の子を持つ友人に、愚痴を聞いてもらうという方法もあります。

誰かに打ち明けることで気分がスッキリし、「自分と同じ悩みを持つ人がいる」と安心できるはずです。
話し相手をみつけるのが難しい場合は、日記をつけたり、不平不満を紙に書いたりすると、気持ちの整理がついてストレス解消になります。

誰かに相談したり、助けを求めたりするのは、決して甘えではありません。
1人でじっと耐えていると、気分がどんどん落ち込んで鬱を発症する可能性もありますので、まめに心身のケアを行うように心掛けてください。

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