自閉症
睡眠障害,不眠症自閉症の合併症や似ている病気

睡眠障害

睡眠障害について

自閉症

睡眠障害とは情緒不安定だったり、脳に何らかの障害があった場合、睡眠に影響が出ることがあります。
自閉症の子が夜なかなか寝てくれなかったら、睡眠障害を発症しているのかもしれません。

自閉症の人に起こりやすい合併症の一つ、睡眠障害について詳しく解説します。

不眠症を治す薬など

不眠症に効果的な薬自閉症の子で寝つきが極端に悪かったら、睡眠障害の一種・不眠症の合併が考えられます。
不眠は本人だけでなく、自閉症の子の育児をしている家族の健康も害してしまいますので、できるだけ早い対処が必要です。

不眠症を治すための薬などを紹介していきましょう。

不眠や過眠が続く病気のこと

人間は、昼間は起きて活動し、夜は眠って体を休めるようにできています。
しかし夜更かしや昼夜逆転の生活が続いてこのリズムが狂うと、心身に不調が表れます。
また人の理想的な睡眠時間である7〜8時間を極端に下回っている場合も同様です。

睡眠障害とは、不眠症と過眠症の総称であり、良質な睡眠が得られなくなる病気です。
夜になると神経が高ぶって眠れない、夜中に何度も目が覚める、睡眠時間は足りているのに熟睡できていないなどの症状が何日も続くようであれば、不眠症の恐れがあります。

この障害は「不眠」のイメージが強いですが、不眠の反対の過眠もこの障害に含まれます。過眠とは、特に疲れてもいないのに日中に異常な眠気が襲い、仕事中や会議などの大切な場面でも居眠りをしてしまう障害です。
1日に10時間以上も眠る状態が2週間ほど続くようであれば、過眠症と診断されます。

本人だけの問題ではありません

睡眠障害のうち不眠症は、自閉症の子にしばしば起こります。
合併する確率は80〜90%とたいへん高く、「自閉症には不眠症がつきもの」と言っても過言ではありません。

不眠症により十分な睡眠が得られないと、本人だけでなく家族や両親にも影響が及びます。
寝つきの悪い子供にイライラさせられてストレスがたまり、家族や両親も睡眠障害を発症してしまうことになりかねません。

自閉症の子の健康のためにも、子育てで疲れた心身を休めるためにも、睡眠は不可欠です。
もし自閉症に不眠症が重なってしまったら、治療や改善の方法はあるのでしょうか。

メラトニンが効果的と言われている

不眠症には、メラトニンという薬が効果的であるとされています。
メラトニンはもともと1958年に発見されたホルモンの名前であり、体内時計の25時間を地球の1日24時間の周期に調節する作用を持っています。

時差ボケ、老化防止、月経前の症状を和らげる、精神疾患の予防、感染症予防などさまざまな効果があるため、「奇跡のホルモン」と呼ばれていますが、年齢を重ねるごとに分泌量が減ってしまうという特徴もあります。

自然な眠りを誘う作用もあるので、自閉症で不眠症を合併している人にも効果が期待できます。
安全性が高いことは認められていますが、すべての人に効くとは限りませんので、服用については医師とよく相談しましょう。

【自閉症全書】コンテンツ分類
  • 【自閉症の基礎知識】症状・原因を知り診断・検査から薬を使った治療に役立てる
  • 【自閉性障害と診断されたら】言語教育やSST、運動などを通じコミュニケーション能力を高める方法
  • 【自閉症の合併症や似ている病気】ダウン症候群・知的障害・アスペルガー症候群などの合併症や併発しやすい病気
  • 【自閉症Q&A】治療法や遺伝の心配、退行現象やサヴァン症候群、就職についての疑問を解決
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