自閉症
注意欠陥多動性障害,ADHD自閉症の合併症や似ている病気

注意欠陥多動性障害

注意欠陥多動性障害とは

自閉症

注意欠陥多動性障害注意欠陥多動性障害の人は、しょっちゅう忘れ物や聞き漏らしをしてしまいます。
そのため周囲から「だらしない」と非難されがちですが、実は本人のせいではありません。

注意欠陥多動性障害とは、一体どのような病気なのかをお教えします。

ADHDを診断する方法など

ADHDの原因や特徴最近テレビや新聞などで、「ADHD」という名前を見聞きすることが多くなりました。
ADHDとは、注意欠陥多動性障害のことであり、その名のとおり不注意や多動といった症状が表れる病気です。
しかし、多少の不注意や多動は誰にでもみられるため、見極めることは非常に困難です。

自閉症に合併することもあるADHDの原因や、診断の方法などを紹介していきましょう。

親の教育のせいではありません

注意欠陥多動性障害とは、一般的にはAD/HD(Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)の名で知られている、発達障害の一種です。
子供にも大人にもみられる障害であり、どちらかというと女性よりも男性に多いようです。

不注意・多動性・衝動性の3つが主症状ですが、いわゆる「病気らしい」症状ではないため、周りから「しつけが悪い」「だらしないだけ」と誤解されることが少なくありません。

しかしADHDは、本人のやる気や、親の教育が関係しているわけではありません。
生まれつきの脳の機能障害であるため、本人の意思や努力ではどうにもならないのです。

子供の場合、大人の場合

ADHDの人は、物事に集中したり人の話を黙って聞いたりすることが苦手です。
子供の場合は、学校の授業中でも、黙って席に座っていることができず、常に体の一部を動かしたり、キョロキョロしたりして、先生にしばしば注意されます。
また興味の対象がつぎつぎと変わり、忘れ物・無くし物をよくするという特徴もあります。

ADHDは成長するにつれ自然に治る場合が多いですが、そのまま継続することもあります。
大人のADHDの場合でも、集中力や落ち着きのなさといった症状は改善されません。
会社では、会議中にうわの空になったり、仕事の段取りが上手くできなかったり、机の上が散らかっていたりすることが多く、周囲のひんしゅくを買いやすいです。

男性の場合は攻撃的な性格であることが多く、人と衝突したり、反抗的な態度をとったりして、人間関係でトラブルを起こしやすいです。
大人の場合は、この衝動性がアルコール中毒や、車の乱暴な運転といった形で表れることがあるので注意が必要です。

正しく診断することは難しい

ADHDか否かを判断するのは非常に難しいです。
不注意や動きが多いなどは、子供にはよくみられることですし、衝動性が強いのは単なる「短気な性格」ということもあり得るからです。

ADHDは癌などのように、レントゲン検査などで異常を見つけることはできません。
そのため正しく診断するには、問診や調査が重要になります。
できるだけ日頃の行動を詳しく調べて洗い出し、それらの行動が通常の人に比べて明らかにかけ離れはなれているかを評価するのです。

他にも行動評価テストや心理発達検査を行ったり、家族のなかにADHDの人がいないかなどを調べた上で、総合的に判断します。
さまざまな問診や検査によりADHDと診断されたら、薬物療法や心理社会的治療により症状の改善を目指します。
また自閉症と合併していた場合は、自閉症の症状も考慮したうえで薬を選んだり、治療を進めていかなければいけません。

【自閉症全書】コンテンツ分類
  • 【自閉症の基礎知識】症状・原因を知り診断・検査から薬を使った治療に役立てる
  • 【自閉性障害と診断されたら】言語教育やSST、運動などを通じコミュニケーション能力を高める方法
  • 【自閉症の合併症や似ている病気】ダウン症候群・知的障害・アスペルガー症候群などの合併症や併発しやすい病気
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