自閉症
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言葉が退行!?

言葉が退行する!?

自閉症

退行現象今まで何の問題もなく成長していたのに、とつぜん自閉症の症状が表れることもあります。
だんだん言葉が消えたり、目が合わなくなったりしたら、折れ線型自閉症かもしれません。

言葉の退行現象などが表れる自閉症の一種、折れ線型自閉症について解説します。

折れ線型自閉症の特徴など

折れ線型自閉症・赤ちゃん返り・退行現象折れ線型自閉症でみられる言葉の退行現象は、赤ちゃん返りと勘違いされやすいです。
2つはどのように違うのか、折れ線型自閉症の特徴などを説明していきましょう。

2歳頃に症状が表面に出ます

自閉症にはさまざまな種類がありますが、そのなかで成長の途中で言語の退行が起きるもののことを折れ線型自閉症と言います。
0歳か1歳の頃に徴候が表れて、2歳を迎える頃にはっきりと症状が表面に出るケースが多いですが、なかには全く気が付かない人もいます。

それまで覚えていた単語を口に出さなくなる、意味の分からない言葉を連発するなどの症状がみられたら、折れ線型自閉症の可能性があります。
また、バイバイのジェスチャーをしなくなった、視線が合わなくなった、模倣ができなくなった等がある場合も、折れ線型自閉症を疑うことができます。

できるだけ早い発見と療育が大切

折れ線型自閉症は、他の自閉症と同じように言語の発達が遅延するため、新しい単語を覚えたり、文章を組み立てて話したりすることが困難になります。今まで何の問題もなく育ってきた姿をみているだけに、多くの人は「他の子より少し成長が遅れているだけ」などと思ってしまいます。

また思い当たる節があっても、わが子は違っていて欲しいと願うあまり、見てみぬふりをしてしまう人、真実を知るのが怖くて病院へ行けないという人も少なくありません。
また、なかにはしつけの仕方が悪いのでは?
と自分を責めてしまう人もいるでしょう。

しかしできるだけ早い段階で発見し、その子に応じた療育を行うことで、その後の成長に大きな差が出ることは確かですので、疑わしい症状があったらきちんと専門医の診断を受けることが大切です。

赤ちゃん返りとはどう違う?

子供が親の関心を引くために、わざと悪戯したり、赤ちゃんのように甘えたりすることを赤ちゃん返りといい、1歳半〜2歳半頃によくみられる現象です。

妹や弟が産まれたために、かまってもらえなくなることが主な原因ですが、他にも引越しで環境が変わり、強いストレスを受けたことが引き金になる場合もあります。

折れ線型自閉症は、一時的な赤ちゃん返りと間違えられて見落とされることが多いです。
赤ちゃん返りは、まめに上の子を誉める、コミュニケーションをとるなどの対処で解決できますが、折れ線型自閉症はこのような方法で改善することはできません。

折れ線型自閉症を単なる赤ちゃん返りと思い込み、診断や療育が遅れてしまうのも問題ですが、早とちりして、赤ちゃん返りを折れ線型自閉症と決めつけるのもよくありません。
いずれにしても素人判断は危険ですので、必ず病院へ行って検査を受けましょう。

【自閉症全書】コンテンツ分類
  • 【自閉症の基礎知識】症状・原因を知り診断・検査から薬を使った治療に役立てる
  • 【自閉性障害と診断されたら】言語教育やSST、運動などを通じコミュニケーション能力を高める方法
  • 【自閉症の合併症や似ている病気】ダウン症候群・知的障害・アスペルガー症候群などの合併症や併発しやすい病気
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