自閉症
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治す方法はない?

自閉症を治す方法はない?

自閉症

自閉症の治療法自閉症のメカニズムは解明されていない部分が多く、まだ完全治癒することはできません。
しかしある種の頭蓋骨異常の治療を行うと、症状を和らげることはできるそうです。

ここでは、自閉症を治す方法について検討しています。

三角頭蓋の手術内容やリスクなど

三角頭蓋の手術三角頭蓋の手術により、自閉症の問題行動が改善されたという例が多くみられます。

なぜ頭蓋骨の変形の治療が、自閉症状の緩和につながるのでしょうか。

三角頭蓋とはどんな障害なのか、手術の内容や考えられるリスクなども紹介していきます。

頭蓋骨が完成するまで

大切な脳を収容している頭の骨つまり頭蓋骨は、10種の扁平な骨がパズルのように組み合わさることで構成されています。

成人の頭蓋骨の骨と骨のあいだは、縫い目のように見えることから縫合と呼ばれ、隙間なくピッタリと結合しているので動くことはありません。
それに比べて新生児の頭蓋骨は、骨と骨の間隔が広く、結合が未完の状態にあります。

脳は加齢に伴って大きくなりますので、頭蓋骨もそれに応じて拡大しなければいけません。
そして脳の成長と頭蓋骨の拡大にあわせて、広かった縫合部分は徐々に狭くなっていき、やがて完全に閉じて固くなります。これが、頭蓋骨が完成するまでの流れです。

おでこの骨が三角形に尖る!?

脳や頭蓋骨が適当な大きさまで成長する前に、縫合が閉塞してしまうトラブルのことを頭蓋骨早期癒合症または狭頭症といいます。
縫合があまりに早い時期に結合してしまうと、頭蓋は正常な形を成すことができません。
歪な形のまま固まると奇妙な外見になるだけでなく、脳にも影響を及ぼしてしまいます。

額が三角形に尖ってしまう三角頭蓋は、この蓋骨早期癒合症(狭頭症)の一種です。
丁度おでこに当たる骨、前頭骨の縫合が早い時期で結合するために起こります。
程度は軽いものから重いものまで幅広く、なかにはほとんど目立たず検査でなければ気が付かない人もいます。

問題行動が減ったケースもある!

自閉症のなかには、数は少ないですが軽度の三角頭蓋をもっている子がいます。
そして驚くべきことに、この軽度の三角頭蓋を治療したことにより、自閉症状が大きく改善されたり、障害の進行を食い止めることができたというケースが多数存在しています。

なぜこの治療が自閉症に効いたのか、はっきりとしたことはわかっていません。
「圧迫されていた脳がリラックス状態になったため」「治療そのものではなく治療の後に行う療育が肝心」「脳の血行不良が改善されたせい」など、さまざまな説が飛び交っています。

自閉症と三角頭蓋の関係はまだ研究段階であるため、治療で必ず改善するとは限りません。
しかし、壁に頭をぶつけるなどの問題行動が減った、視線が合うようになった、話ができるようになったなどの事例はいくつもあるので、効果を期待する価値はあると言えます。

美容目的なら手術を受けられる?

三角頭蓋の治療方法は手術であり、全身麻酔で行われます。
この手術は自閉症の治療法とは認められていませんが、手術自体は美容整形として行われているので、額を拡張するという美容目的であれば受けられる可能性があります。

技術的にみると難易度はそれほど高くありませんが、出血や感染などの合併症や、小さな子供の体にかかる負担を考えると、まったく命の危険がないとは言い切れません。
また、8歳以上になると改善率が低くなると言われているため、手術を検討するのであれば年齢に注意が必要なようです。

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